本のある風景。
“this is. – デザインのひとつ前” at graf shop
2012年に始まったgrafとの本の試みも3シーズン目をむかえました。
本を手がかりに創造や表現の源流にある「自然」を探ってみようということでスタートした1年目の ”the nature library”、そして、人の営み(activity)へのプラットフォームになるような本をということで展開した2年目の ”books at graf studio”。
この 3rd seasonでは、これまでの自然→人という流れをさらに深化させ、「個」のこと、私たちひとりひとり(individual)の暮らしや生活を形づくっているモノやコトを、本で巡ってみようと考えました。
grafという、この一見とらえどころのない制作集団の底に流れているのは、デザインってそういうところ ー 日々の暮らしの中で培われたひとりひとりの経験や実感 ー からしか生まれてこないんじゃないのという、ある意味とても確信的でpureな考えかたじゃないかと思うんですよね。
それが、デザインのひとつ前。
だから、このthis is. のうしろには、itとかyouとかmeとかgrafという言葉が続きます。
そうそう、これなんだよ、っていう感じ。
そしてこれが、”this is.” 4-5月のブックリスト。
http://www.kotobanoie.com/library/graf_thisis2014april.pdf
この企画に合わせて、自分の部屋でも使えるコンパクトな書架もデザインしてもらったんで、ぜひいちど、見に来ていただけるとうれしいです。
そして、もし気に入った本があったら、ぜひそれをご自宅の本棚に。
本のあるところ。
BOOKS+コトバノイエ 店主敬白