ポエトリー・リーディングのイベントを、しばらくぶりに開催することになりました。
2017年から毎年秋の夜にやってきた催しなんですが、昨年はコロナ禍により開催することができず、ずっと残念な思いをしてきたので、この時季の開催を決めました。
一昨年の音羽山荘から、今回はコトバノイエに戻ってきます。
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言葉を、聴く。
人の声の響きに、耳をすますひととき。
詩だけでなく、小説の一節や歌詞などを、ぼくの知っている素敵な人たちに詠んでいただこうということではじめたこのポエトリー・リーディングのイベントなんですが、回を重ねてこれが第5回目になります。
伊丹十三さんのエッセイに、ローレンス・オリヴィエという英国の俳優があるときに、レストランのメニューを声を出して読みはじめたら、そこに居合わせた人が全員泣きはじめたという逸話がでてくるんですが、それはサー・オリヴィエの芸の力だけでなく、人の声そのものが持っている力じゃないのかなあと思ったりします。
昔の人はそれを「言霊」と呼んだそうですが、ぼくたちは、ケータイやパソコンといったデジタル機器、あるいはTVやカーオーディオのスピーカーから、日々いろんな音は聞いているけど、そういう生の人の声をちゃんと聴くことってじつはなかなか機会がなくて、たとえば、ろうそくの灯りだけの昏くて静かなところでそんなことができたら、ひょっとしたら鳥肌が立つような体験になるかもしれない、そう考えたのがきっかけでした。
実際にこれまでの4回の開催も、ぼくが想像していたよりもはるかに濃密な時間になり、その残響が今もずっと心に残っています。
2018 | the night of voice 02 at 音羽山荘( directed by 室千草)
https://youtu.be/KQi0Ue0_F0M
そして今年は、緑あふれる初夏のコトバノイエで、そんな「人の声の響き」をお愉しみいただけたらと思っています。
コーヒーは、豊能町のカフェEmma Coffeeによるスペシャルティコーヒーを、そしてフードは、コトバノイエのイベントでいつもお世話になっている奥地料理研究所による「炊きたてご飯と一汁七菜」をご用意します。もちろん、ビールやワインも。
Food menu : https://kotobanoie.com/blog/poetry2022_menu
それほど広くはない場所なので20名限定という募集なんですが、みなさまのご参加をお待ちしています。
お申し込みは、Eメールのみで承ります。
参加ご希望の方は、件名に「ポエトリー」、本文に氏名/住所/電話番号/参加希望人数をご明記の上、下記のアドレスにお申し込みください。
お申し込みの受付は先着順なんですが、定員の都合上、満席になり次第受付終了となりますのでご了承ください。
どうぞよろしく
BOOKS+コトバノイエ 店主敬白
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<開催概要>
□ the night of voice 05
5月24日(火) 16:00 – 22:00
open 16:00
Food time 17:00 – 18:00
poetry reading 18:30 – 21:00
close 22:00
場所:BOOKS+コトバノイエ / 兵庫県川西市東畦野山手1-16-18
定員:20名(大人のみ)
申し訳ありませんが、15才以下の方のお申し込みはご遠慮下さい。
seating capacity : 20 person adults only / no kids under the age of 15
参加費:4,000円(1ドリンク+FOOD付き)
admission fee : ¥4,000 / food +1drink and poetry
詠む人
素潜り旬 / 詩人
宮嶌智子 / Hotel Noum
山中康太 / ランドスケープ・デザイナー
岡文右衛門 / 建築家
蓮池亜紀 / 設計事務所はすいけ
室千草 / 映像作家
片桐功敦 / 華道家
中川和彦 / スタンダード・ブックストア
food : 奥地晋也・由佳(奥地料理研究所)
coffee : 中西信一朗(Emma Coffee)
graphics : 玉村ヘビオ
produce : BOOKS+kotobanoie
mail : books@kotobanoie.com
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