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コトバノイエの30冊、その第3弾の curator を、木村貴一 さんにお願いしました。 木村さんは、コトバノイエを建てていただいた建設会社の社長さんです。 木村さんが率いる木村工務店は、大阪・生野で3代続く老舗、コトバノイエを木村工務店で施工 していただくのは、施主そして建築家の念願でもありました。 工務店、しかも3代目の社長さんというと、どうしても「棟梁」といったイメージが浮かんでしまい ますが、実際には住宅づくりというきわめてややこしい制作のプロジェクトを、センスよく細やかに 差配する「住宅プロデューサー」といった印象で、先々代、先代が築いてこられた作法や技術を しっかり守りながらも、現代的なアレンジで、住宅や店舗などを造り続けていらしゃいます。 もちろん自らのデザインで制作をされることもあり、TVの「大改造!! 劇的ビフォーアフター」という 番組に2度にわたって登場された「匠」でもあります。 過去2回の curator は、どちらもデザイン(ソフトワーク)のプロとして活躍されているクリエイター でしたが、木村さんは、実際にもの造りをされる立場の方ですから、ハードの視点からどのような セレクションがでてくるのかは、とても楽しみでした。 コトバノイエにお越しいただき、半日にわたって大奮闘していただいた結果がこの30冊です。 本というのは、見たり、眺めたり、読んだり、ときには積んだり座ったりするオブジェクトなんですが、 ここに集められた30冊(じっさいには24冊と5組と1枚)は、どの本もじつに読みごたえがありそうで、 こうやってその表紙を眺めていると、木村さんが、本を「読むも の」と意識されている、オーソドクス な本読み人であることがよくわかります。 「見る」本が少ないのが今回のブックリストの特色ともいえそうです。 March 15 2009 BOOKS+コトバノイエ 店主敬白 P.S. 過去2回、矢部さんと辻さんにやっていただいたセレクションへのリンクをブックリストの下に掲載 させていただきました。 よろしければこちらもぜひご覧ください。 驚いたことに、ダブって選ばれている本が見事に一冊もありません、さすがです。 |
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